自在置物 Jizai Okimono
昨日、東京国立博物館の「特集陳列 自在置物―本物のように自由に動かせる昆虫や蛇―」を見てきました。
自在置物とは、
「鉄あるいは銅、銀、四分一(しぶいち:銀と銅の合金)などの金属で、龍、蛇、鳥、魚、海老、蟹、昆虫などを写実的に作り、しかもそれが本来的に持っている体や手足などを動かすことができる機能までも、実際に動かせるようにしたものを自在置物と称しています。龍は胴をくねくねと動かすことができ、脚や爪も曲げたり、伸ばしたりすることが可能です。鳥は翼の開閉、頸をまわすことができます。また、昆虫はクワガタやトンボ、蝶など多くの種類がありますが、すべて本物と同じように動かすことが可能」(東京国立博物館による解説より)
というもので、戦のなくなった江戸時代中期に甲冑師によって製作されるようになったと考えられています。

これが目玉の大物、正徳3年(1713)銘のある明珍宗察(みょうちんむねあき)の龍。
最優品といわれるだけあり、素晴らしい出来映え。
長さ135センチ、思っていたよりずっと大きかったのでびっくり。
後で買った図録を見ると本当に可動の自由度が高いことが確認できました。
一転して小さな12種昆虫。細い脚も可動です。
図録によれば、「羽や脚など、動かせるところは、すべて動く」とのこと。
鷹2種。羽根が開閉(尾羽も)、爪や首も動きます。
完成するとこんな風に。
現在でも京都に製作する人がいるそうで、これはごく近年の作。
他にも鯱や蛇、鯉などもあってそれぞれに面白いので写真も撮ったのですが紹介しきれないので、とりあえずFlickrにぶちこんでおきました。
明珍宗察(みょうちんむねあき)の龍
http://www.flickr.com/photos/sushifactory/sets/72157609698682508/
12種昆虫
http://www.flickr.com/photos/sushifactory/sets/72157609672293007/
その他未整理
http://www.flickr.com/photos/sushifactory/sets/72157609695675164/
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